元興寺・上ツ道界隈
◆御霊神社
十輪院
■奈良市薬師堂町24/0742-23-5690
(営)7時〜17時
 不遇の死を遂げた人々の霊を祀るために創建された。本殿・東神殿・西神殿に八体の神々を祀る。疫病が流行したときは、町の入り口に神輿を置いて、その侵入を防いだと言われる。健康長寿、平和の神として信仰を集めている。本殿右の巨石に彫られた恵比寿大黒像は一見の価値あり。

元興寺極楽防
■奈良市中院町11/0742-23-1377
(営)9時〜17時 
我が国で初めて仏法を興した寺(飛鳥寺・法興寺)の伝統を受け継ぐ元興寺。その僧房を中心とする一画は極楽房と呼ばれ、元興寺の衰退後の10世紀中ごろ、智光曼荼羅の発見により多くの庶民の信仰を集めている。木造五重小塔など、見るべきものも多い。

◆今西家書院
■奈良市福智院町24-1/0742-23-2255
(料)見学350円(営)10時〜15時30分(休)木曜
国の重要文化財に指定されている貴重な建物が公開されている。江戸時代には福智院家の住居であったが、大正時代に蔵元の今西家の所有になっている。室町時代中期といわれ、中世の書院様式の住宅の名残を留めている。
■奈良市十輪院町27/0742-26-6635
(営)9時〜16時30分(休)8/16〜31ほか
 門を入ってスグの書院風の瀟洒な建物は、鎌倉時代の純日本的な様式を伝え、国宝建造物の指定を受けている礼堂。この寺にも面白い言い伝えがある。開基とされる魚養が、子どもの頃、中国から大きな魚の背に乗って日本に来たというのだ。

◆奈良市ならまち格子の家
■奈良市元興寺町44/0742-23-4820
(料)無料(営)9時〜17時(休)月曜・祝日の翌日
 奈良町を訪れる人々にとって、ポイントベースになるように、伝統的な町家[主屋(三室1列型・通り庭・つし二階]を再現した。ここでは、奈良の町家の生活様式に直接触れることができ、さらに、ビデオ映像を通して、観光情報を提供、ギャラリースペースとして市民にも活用されている。