元興寺・上ツ道界隈
◆奈良町資料館
◆時の資料館
■奈良市西新屋町28/0742-26-5187
(料)100円(絵ハガキ1枚付)(営)10時〜16時 (休)月曜・木曜
 日時計の研究家として知られる後藤晶男氏が、自宅の一部を開放した展示施設。暦や日時計など「時」に関する3000点の資料が並ぶ。この近くの陰陽町では、中世の庶民に広く使われた奈良暦が発行されていた。昔の人の、時間や日月に対しての接し方が、うまく大自然と調和しているのに驚かされる。

◆奈良オリエント館
■奈良市西新屋町43/0742-24-8415
古い町家がFM放送のスタジオに変身。78.4MHzで毎日地域の生活・経済・文化情報を発信。返信封筒を同封して申し込むと番組表を送ってもらえる。リクエストは0742-20-7840まで。

◆西新屋町庚申堂
■奈良市西新屋町 
西新屋町には庚申信仰受け継がれ、日頃は身体の中にいる悪玉の「三尺の虫」が、庚申の日には眠っているうちに、その人の悪行を告げに天に登ると伝えられていた。もし、天に悪行が知れ罰が下されたとき、代りに受けてくれるように軒に吊るされているのが「身代わり猿」。大きいのが大人、小さいのが子どもで、家族構成に合わせる。「三尺の虫」が猿が嫌い、というのも、いわれのひとつ。町内から転出した家族の分は庚申堂に預けられ、町との絆を保つ。堂内中央には木造彩色の青面金剛立像が安置。
■奈良市西新屋町/0742-22-5509
(料)無料 (営)10時〜16時 (休)月曜(祝日の場合は翌日)
 江戸時代から伝わる商家を使い、江戸時代から明治時代にかけて使われていた生活用具や民具などの歴史的資料を展示している。町内のお宝が集うパビリオンだ。入り口横にはとげぬき観音が置かれている。姉妹施設として、古い看板が並ぶ今昔工芸美術館がある。

◆奈良市立資料保存館
■奈良市脇戸町1-1/0742-27-0169
(営)9時30分〜17時(休)月曜・祝日の翌日
 奈良市史の編集作業を進める中で収集した古文書や絵図などの歴史資料が保管展示されている。地上2階、地下1階の鉄筋コンクリート造建物だが、周囲の景観に調和するように町家風に外観を設計されている。地下と2階は書架と収蔵庫で非公開。1階が展示室として公開されている。

◆あしびの郷
■奈良市脇戸町29/0742-26-6662
(営)10時〜日没後1時間 (休)1/1
 奈良漬け屋さんの本社工場跡を整備して、みんなが気軽に集えるスペースとして開放されている。クラフトや植木など、手作りの品々を集めた定期市「楽市楽座」が月に1回開催されるほか、工房や食事のできるスペースも用意されている。

◆奈良市音声(おんじょう)
■奈良市鳴川町32-1/0742-27-7700
(営)9時〜17時(休)月曜・祝日の翌日
 わらべうたを通しての世代を超えた交流や、郷土芸能の活性化を計るための拠点として開設された。館名は音声菩薩からいただいている。館内のホールや教室では、ならまちわらべうた教室や、郷土芸能に関する講座が開催されている。館制作の創作ミュージカル「二月堂良弁杉」も高い評価を受けた。
奈良町物語館
■奈良市中新屋町2-1/0742-26-3476
(営)10時〜16時30分(休)お盆、年末・年始 町づくり、村おこしにかかわる人々が集い、交流し、町をたのしくする、情報を発信する拠点として誕生した。建物は古い町家を修復して利用しているが、セミナーからコンサート、ギャラリーまで、その使い勝手の良さには驚かされる。