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「どんぐりコレクション」
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No23(2000年11月掲載)
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里山を守ろう、という動きがあるようだ。里山は、すでに守られるべきものになってしまった。人々の生活様式が変われば、里山もまた姿を変えてゆく。しかし、人の生活や時代が変わっても、長く残るものがある。それがお寺や神社。ドングリ拾いや落ち葉拾いに出かけようと思ったら、まずそういうところにいけばよい。集めるだけでも童心に戻れる楽しみがあるが、少し知識があるとその楽しさもますものだ。
なんでもかんでも「ドングリ」と呼ばれるが、落葉樹もあれば常緑樹もあり、形や大きさも様々で、一年で実る種と二年かかって実る種がある。帽子をかぶったように見える部分は、殻斗といい、外敵や乾燥から身を守る役目がある。その形にはうろこ状のもの、とげ状のものなどがあり、種によって決まっているので、ドングリを見わけるのに都合がいい。
そもそも、ドングリとは、ブナ科の果実の総称。そのブナ科には、ブナ属(落葉)、コナラ属(落葉するものと常緑がある)、シイ属(常緑)、マテバシイ属(常緑)、そして旬の味、クリ属がある。それらの中でも、みじかなものを左記に紹介するので、あとは野外を散歩して確かめてみよう。ただし、奈良公園の場合は、鹿がすぐに食べてしまうので、あまり落ちていないのだが…。 |
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ブナ科
●シイ属スダジイ/帽子は全体を包む。2年かかって実る。常緑樹。
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ブナ科
●マテバシイ属マテバシイ/帽子はうろこ状で2年かかって実る。常緑樹。
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ブナ科 ●クリ属/クリの実はみなさん御存知のとおり。
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